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2020年10月02日

雨宮21号を救った山賊会

今日は、仕事が長引いたため部活へは行くことができませんでした。

今晩は、郷土史研究会の「山賊会」でした。
今回も各自が酒の肴を一品ずつ持ち寄り、町村合併の話から北海道農業をどうするかなど面白い話題になりました。

この会は、かなり歴史があって中秋の名月の時に開催しますが、以前は闇鍋だったと聞いています。
そして色々な話題を肴に酒を酌み交わしたようですが、その大きな話題のひとつ雨宮21号がスクラップになるという情報に、この会のメンバーが中心となって阻止することになりました。

新丸瀬布町史より抜粋

昭和31年9月の十五夜の宵、緑ヶ丘スキー場の麓で年に一回の「山賊会」が催された。
頭目の仲屋武兵はじめ高沢富雄、松村菊治、谷口豊、平田多喜男、山内金一、松本忠行、秋葉實、野村豊治、伊豆田忠司である。
暴飲暴食喧嘩口論のさなか「官行の汽車がなくなるぞ!」という叫びに、一瞬しんとなった。
汽車は32年3月末で廃車し、一台10万円位ですべてスクラップにされることになったのだそうである。
何とかしようという協議のすえ、谷口が古物商鑑札を有するということで、一番古い雨宮21号を買い取ることになり、酒の勢いもあって「おれは2万円出そう」「おれは5千円」とまたたく間に寄付額面がまとまった。
ところが、一夜明け酔いがさめると、機関庫とか用地、維持費など10万円どころですまないことが判った。
思案のはてに谷口と秋葉が翌朝越前町長を訪れ「機関車は寄付するので、保存策を講じてほしい」旨を要請した。
町長は、早速吉田署長へ掛合いをした結果、営林局とも協議のうえ、廃棄処分を取り消し林鉄資料として同署に保存することが決まったのである。

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Posted by kota at 23:55│Comments(0)町づくり
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