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2016年04月08日

花祭り

今晩は、職場の歓送迎会です。

今日は、花祭りですね。
潅仏会、仏生会、浴仏会とも言うらしいです。

釈迦の降誕を祝して行う法会。
各地の寺では花御堂を設け、堂の中に水盤を置いて釈迦の立像を中央に安置し、参詣者が御像に甘茶を注いでお参りします。
甘茶をかけるのは、釈迦の誕生の時9つの龍が天から清浄の水を注ぎ産湯を使わせたという伝説に由来します。
関西では月遅れの5月8日に行われます。

ここで昔話をひとつ、暇な方はお読みください(笑)

むかしむかし、ヒマラヤのふもとに、カピラバスツという国かありました。
美しくて平和な国でしたが、この国の王さまは、跡継ぎの王子さまが生まれないのが心配でした。
ところが妃のマーヤーが眠っていると、夢の中で白いゾウが現れて、マーヤーのお腹に入ってきたのです。
「白いゾウの夢とは、めでたい」
この話しを聞いた国中の人々は、これはきっと王子さまがお生まれになるお告げだと喜びました。
そして本当に、マーヤーのお腹に子どもが宿ったのです。
さて、春になって一面に花が開く頃になると、マーヤーは赤ちゃんを生むために自分の国へ帰ろうとしましたが、でもその途中のルンビニまで来たとき急に産気づいて、王子が生まれたのです。
王子は生まれると、生まれたばかりだというのに、すぐに七歩歩き、小さい右手で天を差し、左手で地を指さして、こう言ったのです。
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ ゆいがどくそん)」
すなわち、
『わたしは、世界中の人々が、みんな幸せになるために生まれてきた』
と、言うような意味です。
するとこの時、どこからか美しい音楽がなりひびき、天から銀色の甘い味のする雨が降ってきたそうです。
この王子こそが、お釈迦さまなのです。
それは、今から2500年前の4月8日の事です。
今でも、その日をお祝いする『花祭り』というお祭りがあります。
そのとき、お釈迦さまをまつる小さな花御堂はルンビニの花園を表していて、甘茶は天から降ってきた雨を表しているそうです。
さて、カピラバスツの王さまはヒマラヤの奥へ使いを出して、有名な仙人を呼び寄せました。
「王子の未来を、占っておくれ」
仙人は、しばらく王子の顔をながめていましたが、やがてポタポタと涙をこぼしたので、みんなはびっくりです。
「このめでたい時に、なぜ、泣くのですか?」
「もしや王子さまに、何か悪い事でもあるのでしょうか?」
すると仙人は、あわてて手をふりました。
「と、とんでもない! わたしは長い間生きてきましたが、これほど偉大な方に出会うのは初めてです。もしこの王子が王さまになるならば、インド中を治める立派な王さまになるでしょう。また、お坊さまになるなら、尊い仏さまの教えをみんなに伝えてくださります。どちらにせよ、こんなにめでたい事はございません」
仙人はこういって、また涙を流しました。
「それでは、どうしてめでたいのに泣くのです?」
すると仙人は、さらに涙を流しながら答えました。
「わたしは、もう年寄りです。あまり長い間は生きられません。出来る事ならもっと長生きをして、この王子さまの教えを聞かせていただきたかったのです。でも、それが出来ないとは、くやしくてなりません。それで、泣いてしまったのです」
やがて王子さまは『さとり』を開いて、お釈迦さまとよばれるお方になられたのです。

おしまい

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Posted by kota at 18:00│Comments(0)その他
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